同じく「門外」を使った言葉に「門外不出」があります。
その分野・事柄を専門としていて、精通している人を意味します。 そのため、「部外者」というだけでは「知識のある・なし」までは伝わりません。 この場合は「憚られる」を少し変えて「憚りながら」などとすると良いでしょう。
「 お門違いとわかっていても、彼を助けたい」 自分はこの状況や対象にそぐわない、見当はずれとわかっていながら、助けたいという気持ちがとても強いことがわかります。
お門違いの意味 お門違いは「いやそれ、俺に文句言うなよ!」であると説明しましたが、もう少し詳しく解説していきましょう。 例えば、「本屋へ、森林伐採に対するお門違いなクレームが入った」という例文。 「お門違いも甚だしい」や「お門違いな発言」などの使い方をし、相手から非難の言葉や態度をとられた状況で使用できます。
」(間違った木に吠える)という熟語があり、そのまま「お門違い」として使われています。
また、「筋違い」には「ある物に対して斜めの方向に位置する。
また、その場で感情的になるだけでなく、恨みがあとから沸いてきた、という状況でも使うことができます。
すじ違い• 同様の意味を持つ「玄人(くろうと)」も、「門外漢」とは反対の意味の表現です。
この場合の「憚る」には「幅をきかせる」「のさばる」という意味があり「憚られる」とは根本的に意味が異なるので注意しましょう。
お門違いというものだ• 「畑違い」は、単に「専門分野が違う」というだけでなく、「(その分野とは)異なる分野を専門としている・ほかに得意なことがある」という意味も含む点が特徴です。 「スペシャリスト」「エキスパート」といったカタカナ語も対義表現と言えるでしょう。 ・「お忙しいところに、お願いばかりで憚られるのですが…」 ・「私のような若輩者が、こんなことを申し上げるのは憚られますが…」 ・「こちらの都合ばかりではございますが、憚りながらお願い申し上げます」 ・「本日部長の田中が急な出張となりましたので、憚りながら私からご説明いたします」 ・「なんという無礼な振る舞いだ、少しは憚りなさい!」 ・「そんな失礼なことを先方に言ったとは、憚るということを知らないのか!」 「憚られる」を使うときの注意点 「憚られる」に合った状況で使う 「憚られる」という言葉は、遠慮の気持ちや謙虚な姿勢を出すことができるので、使い慣れるとつい多用してしまいそうになります。
2同じ自動詞として「憚る(はばかる)」という言い方もありますが、意味は「憚られる」と同じです。
例文は、森林伐採を反対する人からのクレームですが、紙を使用しているからといって本屋へクレームを入れるのは間違っています。